アメリカ起業奮闘録-5
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これまでの記事では確かに起業に関するコメントはしてきたが、「なぜアメリカか?」という疑問に答えていないように思う。前の記事でも少し触れたかもしれないが、自分がアメリカかぶれでアメリカ関連の情報で育ち、アメリカ情報ばかりを集めていたことが大きいので、個人的な志向性が一番大きいと考えた方が自然だとは思う。
それでもアメリカには日本とは明らかに異なるビジネス環境があることは事実である。歴史と文化、民族性の違いから来ている環境の差異であり、どちらがいいかということをいちがいに決めつけることはできないとも思っている。私がアメリカを好きで、アメリカの方がチャンスが大きいと思ったし思っているに過ぎないが、具体的に何が違うかというと年齢とか何をしているかとかに関する社会的、社交的な偏見が少ないということである。もし今アメリカでしているように日本の自宅でしていたら2ヶ月と経たないうちに「あそこの人は最近朝会社に行かないと思ったら、会社を辞めて事業をしようとしているそうですよ。年甲斐もなく変人ですね」とか「何をしているんでしょうね、一日パソコンにしがみついているそうだけど」とか偏見に満ちたご感想を私の自宅の10キロ四方で大合唱になるだろう。
アメリカでしたら何歳で、何をしていても法律に触れなければ悪いことはない。会社をスピンアウトして以来7年間アメリカで暮らし続けているが、パーティーのような社交的な場所以外で何をしているのか質問されたことすらない。質問されても「アメリカで起業してビジネスを起こそうとしている」と回答すれば「それはいい。頑張って下さい。」という励ましのお言葉を頂けるだけである。日本でもこのくらいの社交辞令は聞けるかもしれないが、アメリカ人は本気で思っていることしか言わないという違いはある。
このおおらかなメンタリティがIBMやヒューレッパッカードを育て、マイクロソフトを生み、少し前のヤフー・グーグル、つい最近ではマイスペースやYouTubeを急激に大きくした土壌だと感じる。「マトリックス」にまたまた戻るが、単身敵のビルに乗り込もうとするネオにガールフレンドのトリニティが「こんなことは誰もやったことがない」と言います。するとネオは「誰もやったことがないからうまく行くんだ。」と答えます。日本だったら、「そんなこと誰もやったことがないんだからうまく行く訳はない」くらいか?
人間はあまりネガティヴなことを聞き続けると自分でもネガティヴに考え始めるという習性がある。すると実際にネガティヴなことばかり起きるようになる。これは実体験上の事実である。みなさんはバイクに乗りませんか? バイクは目が見ている方向に走る。狭い山道のガードレールに「ぶつかりそうだな」とこわがって考えていると、自然と視線がガードレールの方向に固定され、自分の運転するバイクは限りなくガードレールに近づいて行って、最悪はぶつかりたくないガードレールにぶつかるはめになる。従って「年甲斐もなく」とか「うまく行く筈がない」とか日本だと聞きそうなネガティヴコメントは聞かない方が得策だ。
逆もまた真理なりである。ネガティヴコメントをなるべく避けて聞かないようにし、聞いても動じずに自分と自分のビジネスを信じて努力し、続ける人、その人を信じてお互いに励まし合って行ける人を仲間にしている人が成功を収める可能性が高いようだ。
舟見@サンフランシスコ
筆者の執筆活動:
カリフォルニア在住ブロガーレポート「California Fine Days」
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オリーブ・ニュースX【SFレポート】
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ニフティ語ろ具「サンフランシスコ歳時記」
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コメント
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投稿: vxgarlohxk | 2008/03/26 14:36