アメリカ起業奮闘録-7
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今回は英語のことわざを冒頭に紹介しましょう。*Every cloud has silver lining.* 英語のコラムで紹介したことがありますが、「すべての雲には銀色の裏地がある」-雲の裏側には陽が射している- という表現で、悪いことにはよい側面が必ずあるものだという意味です。日本語で行くと「禍福はあざなえる縄のごとし」とか「人間万事塞翁が馬」といったことわざと同じ意味でしょう。
サラリーマンの時代はこんなことを考えもしませんでしたし、考えている暇も時間もあればこその忙しさでしたが、前職をスピンアウトしてからこのことわざの意味を痛感する場面がいく度もありました。詐欺まがいの被害にもご丁寧に日本とアメリカの両方で2回もあいましたし、深酒が過ぎてアメリカの救急車に乗るはめになったりしました。こういう事件が起きると「あつものに懲りてなますを吹く」-英語には“Once Bitten, Twice Shy”という表現があります-ではないですが、道を歩くのにも車にはねられるのではないかとびくびくしたりしました。成功はおろか、もういいことなんかおこらないのではないかとも思いました。
でもよく考えてみると高い授業料を払いましたが、詐欺まがい事件では企業の名前とステータスの温室にいた自分を反省し、新たに自分の認識を切り替えることができましたし、飲み過ぎ救急車事件からはお酒の量が激減し、健康に気を配るようになりましたから、この事件は自分の体のためになったと考えることもできます。
不思議なことに、物事を悲観的に考えてネガティブに物事を考えて、びくびくおどおど行動・思考していると、悪い方向悪い方向に物事が進みます。逆にさまざまな出来事をポジティブにとらえて、いいことも悪いこともよい経験だととらえて自信を持って日常を過ごしていると、よい方向に物事が進み始めます。成功者や著名人が口を揃えて「ポジティブ思考」を推奨するのにはそれなりな経験の裏付けがあるのです。
前回も触れましたが、自分が積極的に思考し実行できる環境を整えて行くのも重要です。どうもその環境を提供してくれるのは私にとってはアメリカだなあと感じます。ただ、どうもそう感じているのは私だけではなく、多くの日本のベンチャー起業家たちが、何がアメリカで起きているかに注目し、アメリカの成功者達をお手本にし、新たなビジネスの進め方をコピーしていることは事実です。
今回の提案は「思考の転換をしましょう」と言うことでした。悪いことが起きてもくよくよせずに、ばねにしてポジティブな原動力にして行けば悪いことばかりは続きません。かならずよい方向に物事が展開して行く筈です。このシリーズ当初にご紹介した映画マトリックスの一節、「どう行けばいいか道を知っているといっても、実際にその道を歩いてみると勝手が違う」のは事実ですが、物事に対して悪いことばかりを探して消極的にならずに良い面をさがして次の行動に活かすことは訓練することによって身につけることができます。
舟見@サンフランシスコ
筆者の執筆活動:
カリフォルニア在住ブロガーレポート「California Fine Days」
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オリーブ・ニュースX【SFレポート】
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ニフティ語ろ具「サンフランシスコ歳時記」
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