« 読書のお話ー4 | トップページ | 太平洋戦争と日本人ー1 »

2009/10/28

読書のお話ー5

Internet_marketing_j_4

久しぶりのまとまった読書だったので、「天地人」と「直江兼続」の話はいくらでも書けそうです。でもそろそろ最も強く感じた点をご披露してまとめにしたいと思います。NHKの大河ドラマではちょうど天下分け目の関ヶ原の戦いが終わって上杉家が米沢に移封になるところをやっています。大河ドラマでも触れていましたが、たしかに他の西軍の諸将への仕打ちに比して上杉への罰は移封だけで済んだということでは軽いかなという気がします。

いくつかの仮説が成り立つと思います。徳川家康は上杉謙信以来の軍団をほぼ無傷で温存している上杉にあまりに重い罰則で臨むと一か八か決戦に及んでくることを武力的に恐れた。直江兼続が画策した上杉家温存の策が功を奏した。豊臣恩顧の旧家臣達が徳川家康への対抗措置として上杉家が存続することを望んだ、等々です。実際は影響力の大小の差はあってもこれら要素が複雑にからみあっての結果だっただろうと推測します。

ただ、なぜこのような軽い刑罰で済んだかという理由は上杉が掲げてきた「義」と直江兼続の旗印であり精神的なよりどころであったと思われる「愛」に無関係では内容に思えてならないのです。「義」と「愛」のように万人が否定し得ないスローガンを掲げて、その行動を厳しく律してきた上杉と直江の政策、施策、戦略は旧豊臣家臣を中心に家康派にも支持者が多く、単純な厳罰を下すとなるとまだ地盤が安定していなかった徳川の天下にとって上杉がどう動こうともおおきなマイナスの打撃になりかねないということだったのではないかと想像します。ひるがえって寛大な措置を上杉に下すことにより、上杉派の過激な動きを抑えることもできたのではないでしょうか?

800pxsekigaharascreen

先週の記事で主人公「直江兼続」の文武両道の話をしましたが、直江兼続という人は最大の成果を狙いながら最大効果が得られないことが見えてくると次々に次善の策を打つことができた人物だったように感じます。これは言うのは簡単で行うのはきわめて難しく、私なども人間ができていないので、最大効果を得ることがなぜうまく行かなかったかにばかり目と頭が働いて、最大効果はおろか最悪の事態になってしまったことが数限りなくあります。対して直江兼続は最悪の事態を冷静に見つめながら最大効果から次善(Second Best)、その次の次善(Third Best)と次々に手を打って行けた人だったと思われます。

上記「義」と「愛」による人生への教訓とThe Best, Second Best, Third Bestへと切り替えながら手を打って行ける柔軟さと冷静沈着さがこの本を読んだ最大成果だったかなと今考えています。来週からはもうひとつのこの夏であった本について書き始めます。読書の話ではありますが、内容が大きく異なっているので、記事の題名を変えて話して行きたいと思います。

さて英語のお話。 「こら図に乗るんじゃない」が問題でした。「図に乗る」は「Spoiled and uncontrolable」ということだと思います。10代のアメリカ人が「Spoiled & Rotten」と書いたTシャツを着ているのを見たことがあります。「甘やかされていて手が付けられません」と言う意味です。「図に乗るんじゃない」という意味では「Don’t be too much SWELLON HEAD」という言い方があると思っていて、アメリカ人の友人にもきいてみたのですが、知っている人と知らない人にわかれました。地域性のある表現かもしれません。来週の問題ですがテレビの「再放送」は英語で何と言いますか?

筆者の「サンフランシスコ」ブログ

サンフランシスコの達人

サンフランシスコ歳時記

英語ブログ
Fill the Missing Link...Tokyo - Beijing - San Francisco

筆者の執筆活動:
カリフォルニア在住ブロガーレポート「California Fine Days」 http://www.olivemart.net/news_ex/newsdisp.php?m=0&i=11
オリーブ・ニュースX【SFレポート】 http://www.olivemart.net/news_ex/
ニフティ語ろ具「サンフランシスコ歳時記」 http://golog.nifty.com/

ビジネスブログランキング参加中。ランク上位継続。クリックでビジネスランクサイトにリンク。

ビジネスブログ100選

Internet_marketing_e_2

|

« 読書のお話ー4 | トップページ | 太平洋戦争と日本人ー1 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/38434/46603016

この記事へのトラックバック一覧です: 読書のお話ー5:

« 読書のお話ー4 | トップページ | 太平洋戦争と日本人ー1 »