サンフランシスコ差し押さえ物件事情ー5
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全世界経済を震撼させたサブプライムローン問題の余波としていまだにアメリカ経済に影を落とす「差し押さえ住宅物件-Foreclosure Properties-」。数回に渡ってその特徴的な側面を紹介させて頂きました。わたし自身がこんなに身近に自分自身で身をもって体験するとは思いませんでした。
サブプライムローン崩壊初期には「歩道で寝ているホームレスの人を揺り起こして住宅を売ろうとしていた」とまで言われました。起こされたホームレスが「でも金ないよ旦那」と聞き返すと、「大丈夫だ。不動産の値上がりでカバーできる。とにかくこの書類にサインしろ。」ホームレスいわく、「ああここに仕事を書く欄があるけど仕事してないよ。」「こっちの書類にもサインしろ、これであんたは俺の部下だ。」この話はもちろんジョークだと思いますが、こういうメンタリティが今回の問題を引き起こしたのだろうということは想像できます。
一方、ネットワークビジネス系でテレビなどでもさかんに宣伝していましたが、差し押さえ物件を格安で買って大きな利益を得ようと言うビジネスがあります。わたし自身が差し押さえ物件に実際触れてみて感じるのは、多額の購買費と修繕費が準備できなければこういうビジネスモデルは難しいだろうということです。同じビジネスモデルを持った人たちには売買できるかもしれませんが、その度に値段が上がりますから今回のサブプライムローン同様誰かがババを引いて崩壊することになるでしょう。
そこで私なりに差し押さえ物件の特徴をまとめてみました。
1. 格安である。現在価値の半分以下。ピーク時価格の1/4以下の値段がついている。これは間違いありません。
2. 損傷が激しいことが多く、物件の選定にはより慎重になる必要がある。プロの鑑定も必要である。
3. 銀行がオーナーでいわくつき物件なので一般物件より足が速いだろうと思われがちだが、じょうき2.の理由もあり、案に相違して交渉成立までに長い時間がかかる。
4. 同じく銀行がオーナーなので交渉ができない。「そのままの状態」で購買せざるを得ないし、購買後クレームもできないのでリスクは一般物件より高い。
5. 購買後修理・修繕に多額の出費が必要である。真偽のほどは不明だが、物件購入費よりも修理費の方が大きかったという話も聞くので要注意。
6. 上記5. と関連するが、修理・修繕にお金だけでなく時間も必要なので住居用として購入した場合は住めるようになるまでに時間がかかる。
先回の英語問題は「「有名一流企業」とはなんと表現するでしょう?」でした。これはいろいろな表現方法があります。逐語訳に近い「Famous First Rated Enterprise」でも通じるでしょうし、単純に「Big Company」でもいいでしょう。今回ご紹介したかったのは「Well Established」という表現です。「Toyota is a well established auto company. –トヨタは一流の自動車会社-」といったように使います。
今回の問題は本文にも使いましたが、「そのままの(条件)で」という契約英語です。考えてみて下さい。
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